お元気ですか 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
子どもの頃「ひな祭り」と「子どもの日」がとても楽しみでした。
でも実際、何のための日だったのか~よくわかってなかったんですよね。(^▽^;)
ホントだ!
「女の子の日」「男の子の日」としか認識してなかったゎ~
そもそも初節句って?
赤ちゃんが産まれて、女の子ならはじめての3月3日「桃の節句」。
男の子ならはじめての5月5日「端午の節句」が初節句になります。
桃の節句(3月3日)
平安時代にはまだ「ひなまつり」「桃の節句」というものはなくて、3月初めの巳の日(旧暦3月3日)に紙で作った人形で身体をなで、邪気を人形にうつして川や海に流したのが流し雛のはじまりです。
昔は人形はただかわいらしいだけでなく、人間の分身ともされていました。
こうして江戸時代に入ると、3月3日が女の子の成長を願い、邪気をはらうひなまつりへと変化し、現在にいたっています。
邪気ばらいの行事だったんだ
端午の節句(5月5日)
端午の節句は、中国で5月初めの午の日(旧暦5月5日)に薬草をつんだり、菖蒲の葉で厄払いをしたのがはじまりです。
今でも菖蒲湯に入るという名残りがありますよね。
「子どもの日」といえばかしわ餅ですよね。
柏の木は新芽が出るまでは古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」➡「子孫繁栄」をもたらす縁起物とされていました。
そのため柏の葉が使われているのです。
江戸時代には男の子の誕生を記念して、鎧(よろい)や兜(かぶと)・幟(のぼり)を立て始めて、端午の節句は定着しました。
ひな人形・五月人形はだれが買うか?
やっぱりあるとうれしいもの
初節句のお祝いで、マナーとして問題になるのは、ひな人形や五月人形をだれが買うか?ということでしょうね。
ウチはじいちゃん・ばあちゃんが買ってくれるって~♪
一般的には、母方の実家が買うパターンが多いようです。
ただ北海道と関東地方では、五月人形を父方の実家が買うパターンのようです。
ですので、北海道・関東人と関西人とが結婚すると、意見がくいちがってもめる事が多いので、ちゃんと話しあいましょう。
なんにしても大切な子・孫のお祝いですので、大人な選択をしてくださいね。
子どもが主役です
買ってもらった人形のお披露目をかねて、双方の両親を招いての食事会はもちろんイイのですが、初節句は赤ちゃんの月齢がバラバラです。
産まれてすぐに初節句となると、お母さんも赤ちゃんも大変ですので、そんな時は無理をせずに日を先にのばしましょう。
みんなが笑顔で過ごせるように、周りの人たちにもわかってもらいましょう。
節句は3月3日と5月5日が有名ですが、五節句といって年に5回あります。
人日(じんじつ)1月7日
五節句は月と日が奇数で同じ数字を選んでいますが、1月だけは元旦になるので別格として1月7日になりました。
「七草の節句」ともいい、七草がゆを食べる日です。
上巳(じょうし)3月3日
「桃の節句」「ひなまつり」
端午(たんご)5月5日
「菖蒲の節句」「あやめの節句」ともいう。
七夕(しちせき)7月7日
「七夕まつり」彦星と織姫の話で知られていますが、年に1度2人が会うのは7月6日の夜。
笹飾りは6日の夕方に飾り、7日の夜に取り込むのが本来のしきたりです。
重陽(ちょうよう)9月9日
「菊の節句」ともいう。
中国では菊の花が不老長寿の薬草とされ、お酒に菊の花を浮かべた菊酒を飲んで邪気をはらう風習がありました。
今は「栗の節句」といって栗ごはんを炊き祝う風習のあるところがあります。