お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
「土用」ってなに?「丑の日」っていつ?
土用は雑節(ざっせつ)
まずは「土用」ですが、雑節(ざっせつ)のひとつです。
「雑節(ざっせつ)」?
聞いたことないゎ~
その前に「二十四節気(にじゅうしせっき)」という季節のあらわし方があります。
春分・秋分・夏至・冬至はここからきています。
二十四節気は中国から始まったものですが、これをもう少しわかりやすくするために「雑節(ざっせつ)」をプラスしました。
よく聞くものでは節分・彼岸などがあり、半夏生(はんげしょう)もそうです。
半夏生についてチョコっと説明しています[夏至・冬至・春分・秋分]
二十四節気では、それぞれの季節のはじめを立春・立夏・立秋・立冬としています。
ですがこの分け方だと、昨日まで冬で今日から春といったことになります。
そこで立春・立夏・立秋・立冬の前18日前後を、移り変わりの時期としてもうけました。
これが「土用」です。
えっ?土用って年に4回あるの?
ピンポ~ン♪
ところが私たちが言う「土用の丑の日」は「夏の土用」のことです。
ですので立秋の前約18日間が「夏の土用」となるわけです。
2021年の立秋は8月7日ですので、夏の土用は7/19~8/6です。
中国大陸では気温が下がり始めているときですが、海にかこまれた日本ではまだまだ暑い最中というわけです。
じゃあ丑の日は?
日本では昔から「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を年・月・日にすべてあてはめています。
十干とは甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸で
十二支は動物になぞらえた子・丑・寅・卯…という12種類です。
どちらも甲・子からはじまって、とぎれることなくず~~っと続いています。
元号が変わっても十干十二支はとぎれません。
土用は18日前後ありますので、丑の日が1日の年があれば2日の年もあります。
2日あるときは、それぞれ「一の丑」「二の丑」といいます。
2021年は7月28日が丑の日です。
なぜ土用の丑の日はうなぎなの?
昔から丑の日は災難が多い日とされていて、「う」のつくものを食べると健康にめぐまれると信じられていました。
さらに昔は方角にも十二支をあてはめていて、丑の方角を守るのが玄武(げんぶ)とされていました。
玄武とは
中国の四聖獣のひとつで、いずれも架空の動物です。玄武は、ヘビがからみついた亀の姿をしています。ほかに白虎・青龍・朱雀があり、玄武は黒をあらわします。
「う」がついて黒いたべものといえば?
…ということで、夏バテ防止・スタミナ満点のウナギが食べられるようになりました。
これには諸説あります。
きびしい暑さが続けば、だれでも知らず知らずのうちに体力を消耗します。
ウナギにこだわる必要はありませんが、さっぱりしたものばかり食べていると夏バテしてしまいます。
少しの量でもスタミナのつくものを食べるよう、心がけましょう。