お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
長寿のお祝いって60歳の還暦からですね。
昔は平均寿命が55歳くらいだったので、60歳のお祝いも大切だったのでしょう。
今は60歳を「3回目の成人式」と言ったり、40歳を「2回目の成人式」と言ったりします。
また10歳を「1/2成人式」と言って、学校の先生がお祝いをしてくれる話をきいたこともあります。
そもそも還暦って?
中国から伝わった十干(じっかん)という10種の暦の呼び方があり、日本の十二支と組み合わせた暦の呼び方が昔からあります。
これを十干十二支(じっかんじゅうにし)または干支(えと・かんし)といいます。
丙午(ひのえうま)が一番有名でしょうか?
これが一巡して同じ干支にもどるのに60年かかります。
生まれた干支(暦)にもどることから還暦と名付けられ、お祝いするようになりました。
生まれた暦にもどる=赤ちゃんにもどるということで、赤い帽子や赤いチャンチャンコを贈っていました。
ですが、これらは贈られた時かぎりで、あとあと使うことがほとんどないことから、「赤い物」や「座布団」などを贈る人が多くなってきました。
その他の長寿のお祝い
66歳・緑寿(りょくじゅ):2002年に日本百貨店協会が提唱。緑々寿(ろくろくじゅ)の略。
70歳・古稀(こき):中国の詩人・杜甫の詩「人生七十、古来稀也」から。
77歳・喜寿(きじゅ):「喜」の字を草書で書くと「㐂」➡七十七と読めるところから。
80歳・傘寿(さんじゅ):「傘」の略字が八十と読むことができるため。
88歳・米寿(べいじゅ):「米」の字を分解すると、八十八になることから。
90歳・卒寿(そつじゅ):「卒」の略字を縦に読むと、九十と読めることから。
99歳・白寿(はくじゅ):百から一をとると99になるため。カラーは白。
100歳・百寿(ひゃくじゅ):「ももじゅ」とも言い、ピンク色でお祝いする。1世紀をあらわすため「紀寿」ともいう。
108歳・茶寿(ちゃじゅ):「茶」の字を分解すると、十十の下に八十八と書くことから。
110歳・珍寿(ちんじゅ):珍しい長寿の意。
111歳
- 皇寿(こうじゅ):「皇」の字を分解すると、白(99)と十二になるため。
- 王寿(おうじゅ):「王」の字を分解すると、一十一となるため。
- 川寿(せんじゅ):「川」の字が111に見えるため。
120歳・大還暦(だいかんれき):還暦の2倍
将棋界では、盤寿(ばんじゅ)というのがあります。81歳のお祝いで、将棋盤の目9×9=81からきています。