お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
節分とは
雑節(ざっせつ)のひとつで、各季節の始まりの日「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことです。
四季それぞれの変わり目の事をさし、季節の変わり目には「邪気」が入りやすいと言われていました。そのため「厄除け・邪気払い」として豆まきが行われたのです。
江戸時代以降は、「立春」の前の日をさすことが多くなり、豆まきをする日をさすようになりました。年によって変わりますが、2月3日か4日あたりです。
雑節(ざっせつ)
季節の移り変わりを的確に表すためにつくられた暦日のこと。
節分・彼岸・社日・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日・二百二十日の9つがある。
なぜ豆まきをするのでしょう?
もともと中国で呪師(じゅし:まじないをして、悪霊や疫病などを追い払う人)が、熊の皮をかぶり、4つの金の目のある面をつけ、黒衣に朱の裳(も)をつけ、手に盾(たて)と矛(ほこ)を持って疫病を追い払っていました。
文武天皇(在位697~707)の頃、日本に伝わり宮中行事として大みそかに1年の邪気をはらうために、同じかっこうをしておこなわれました。
これを追儺(ついな)と呼んだり、鬼やらいと呼んだりしていましたが、この場合の鬼とは疫病や邪気の事をさしていたようです。
民間では、2月節分に「豆まき」をしていましたが、鬼を追い払うのではなく、神への散供(さんぐ:お供え物としてまく)と考えられ、悪霊をおさえる存在でした。
豆は「魔滅」と書いて魔を滅(めっ)する穀物の精霊が宿っていると言われています。「豆まき」だけでなく、神社仏閣で神事や行事に使用されています。
この「追儺(ついな)」と「豆まき」があわさったものが、現在の節分行事「豆まき」になっています。
邪悪なもの・疫病などが姿化した鬼ですが、鬼門(丑寅の方角)に住んでいます。ですので、牛(丑)の角を持ち、虎(寅)の皮のパンツをはいているのです。
家で豆まきをしよう!
豆を用意しよう
生の大豆を使いますが、必ず炒ってから使いましょう。
これは邪悪を吸いとった豆が、拾い忘れなどであとあと芽が出てくると、よくないとされているからです。
市販の豆まき用の豆は、炒ってありますが一応気をつけておきましょう。
鬼を決めよう
お父さんが鬼役という家庭は多いと思いますが、本来一家の主(あるじ)は「豆をまく役」をします。そのほか、「年男」「年女」「厄年の人」が豆をまくと「縁起がイイ」と言われます。
ですが、形式にとらわれず「パパの鬼さん」でもいっこうにかまいません。
家の奥からまく
各部屋で豆をまきますが、奥から玄関や窓にむかって投げるイメージでまきましょう。
「鬼は外!福は内!」の掛け声も忘れずに~ 🙂
鬼は畳やフローリングにまかれるバラバラ!という音が嫌いで出ていくとも言われています。
豆を食べよう!
最後に自分の歳プラス1個の豆を食べます。これから1年の厄除けの意味があります。
本来はまいた豆を数えて拾って食べるのですが、衛生上できないことも多いでしょう。
形式にはとらわれずに、一家だんらんの時を過ごせるようアレンジしてくださいね。
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