お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
夏が近づくと「最近、日が長くなったね。」と言ったり
寒くなってくると「日が暮れるのが早くなったね。」とか言いますよね?
あれって不思議だと思わない?
たしかに~なんで日の出・日没の時間が変わるんだろ?
日本だけかな?
四季があるのは日本だけではありませんが、夏至・冬至・春分・秋分って聞いたことありませんか?
これと関係があるんです。いったい何なのでしょう?
この言葉、中国から始まった二十四節気(にじゅうしせっき)からきています。
二十四節気とは
夏至(げし)
「昼間が1番長い日」といわれます。
6月20ごろで、北よりの東から日が出て、北よりの西に日が落ちます。
太陽が1年のうちで1番高いところを通るのがこの日で、昼間が1番長くなります。
半夏生(はんげしょう)
夏至から11日目を半夏生(はんげしょう)といい、夏至のあとから半夏生までの間に田植えを終わらせるという目安がありました。
これに遅れると、秋の収穫量が減るのだとか…大切な目安だったんですね。
冬至(とうじ)
「昼間が1番短い日」といわれます。
12月20日ごろで、南よりの東から日が出て、南よりの西に日が落ちます。
太陽が1年のうちで1番低いところを通るので、昼間が1番短くなります。
柚子湯(ゆずゆ)
冬至といえばゆず湯ですが、もともとは風邪を引かないようにとか邪気を払うためにはじまった風習です。
実際、ユズの香りはリラックス効果があり、体温を上げるはたらきもしますので、寒い日にはオススメです。
ユズ湯はユズを丸ごと入れても、切って入れてもいいです。
切る時は、輪切りか横2つに切りましょう。
種や繊維が気になる時は、目の細かい洗濯ネットや布袋に入れるといいですよ。
切って入れる時は、果汁の刺激(ピリピリするなど)が強くなりますので、肌の様子を見ながら入浴しましょう。
残り湯は、掃除・洗濯に使っても差し支えありません。
カボチャを食べる
カボチャの旬は夏なのですが、なぜ冬に食べるようになったのでしょうか?
昔は寒い冬を無事に越すのは簡単なことではありませんでした。
そこで無病息災を願って、夏からとっておいたカボチャを食べたのです。
保存がきくし、収穫してすぐに食べるよりも少し寝かせた方が、栄養価が高くなるのです。
春分(しゅんぶん)と秋分(しゅうぶん)
夏至と冬至の間には、昼と夜の時間がほぼ同じ日がありますが、それが春分と秋分です。
春分は3月20日ごろで、秋分は9月22日ごろです。
この時に墓参りをする習慣があり「春のお彼岸」「秋のお彼岸」と呼ばれるものです。
彼岸には、おばあちゃんがおはぎを手作りするご家庭も今は少ないでしょうか?
でもスーパーにはズラリと並びますよね。(⌒∇⌒)
「おはぎ」という人と「ぼたもち」という人がいますが、違いがあるんです。
- 春の彼岸・春分にお供えするのが「ぼたもち(牡丹餅)」
- 秋の彼岸・秋分にお供えするのが「おはぎ(御萩)」
両方とも同じものですが、それぞれの季節に咲く花から違う名前をつけたのです。
春分・秋分は、昼と夜の時間がほぼ同じになって昼夜を分けることから「分」の文字を使い、夏至・冬至は、太陽がそれぞれ北と南に至ることかれ「至」の文字が使われています。
二十四節気(にじゅうしせっき)では、この4語を二至二分(にしにぶん)といいます。
夏至・冬至・春分・秋分ともに毎年少しだけ日にちが違うのは?
地球は太陽のまわりを1年と約6時間ほどで1周します。
この約6時間がズレを生じさせています。
だとしたら、ず~っと後ろへ後ろへズレるんじゃないの?って思いますよね?
ですが4年に1回うるう年がありますので、このズレがほぼ戻るんです。
うまく出来てますね~(⌒∇⌒)
そのための2月29日なんですよ。
いかがですか?
四季のうつろいって、あって当たり前のものではないんですね~