お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
ワ~イ!お盆休みだ~💕どこ行こうかな~
ご先祖様のお迎えとかしないの?
やり方おしえてくださ~い
お盆には先祖が里帰りをするといわれ、いろいろな準備が必要です。
地域によって違いはありますが、ざっくりとした全体の流れを知っていれば、アレンジは簡単ですよね。(⌒∇⌒)
冠婚葬祭の「祭」は、ご先祖様の供養や法要のことをさします。
お盆っていつ?
全国的に一番多いのは、8月13~16日におこなわれるものです。
8/13を「盆入り」または「迎え盆」といい、精霊棚(しょうりょうだな)という飾り棚をつくります。
精霊(しょうりょう)とは、先祖や故人など、亡き人の霊のことをいいます。
新盆の精霊を特別に、新仏(あらぼとけ)といいます。
精霊棚の飾り方
小さなテーブルに白い布をしいて、位牌をおき、香炉・花台・燭台も置き、供え物を飾ります。
供え物は、野菜や果物・お盆用のお菓子など、きれいに盛られたものがスーパーでも簡単に手に入りますね。(^^♪
蓮の葉や小さなゴザの上に供え物を置くこともあります。
⇧ ⇧ これは蓮の葉に、ナスとキュウリをさいの目に切って、洗い米と一緒に盛りつけた「水の子」というお供え物です。
精霊馬・精霊牛を作ろう
ナスとキュウリで牛馬を作ってみましょう。
これは食べ物としてのお供え物ではなくて、ご先祖様の乗り物です。
ナスもキュウリも、ヘタを頭にみたてて足を4本つけます。
割りばしなどでもイイのですが、おがら(麻がら)が手に入ったら使ってください。
キュウリは足の速い精霊馬です。あの世から、早く家に戻ってこれるように。
ナスは歩くのが遅い精霊牛です。少しでもこの世から帰るのを遅らせようとしました。
ゆっくり景色を見ながら帰ってもらうため、とか多くの荷物(お供え物)をのせてもらうため、とかいろいろな理由があります。
他にもゆっくり迎えたいから迎え盆に精霊牛をつくり、迷わずきちんと帰ってもらいたいから、最終日の送り盆に精霊馬をつくるところもあります。
ご先祖様は精霊馬に乗り、荷物は精霊牛に積むというところもあります。
いずれにしても、ご先祖様を大切に思う気持ちが感じられてホッコリしませんか? ✨
ワラでできた牛馬をゴザにのせて飾るところもあります。
お迎えの仕方
13日の夕方になると、軒下でおがら(麻がら)を炊いて迎え火とします。
その火をロウソクに移して、ちょうちんをともします。
迎え火は、帰ってくる先祖の霊が迷わないように明るくするためのものです。
お盆の供花にはほおづきが入っているものがあるでしょう?
ご先祖様が迷わないようにという「ちょうちん」なんです。
おがらを炊く習慣のないところもあります。
8/13にお墓参りに行き、掃除をし、花をいけてから、ロウソクをともしてご先祖様をお迎えします。
ロウソクの火からちょうちんに火をともし、この火をたよりに一緒に家に帰ります。
家に着くまで後ろを振り返ってはいけません。
8/16には家からお墓までお送りします。
この時も、後ろを振り返らないように、お送りします。
これはどこにでもある習慣ではありません。
精霊棚をかざるのは、8/13~16の4日間です。
16日の夕方には、もう一度おがらを炊いて送り火とします。
お供え物は捨てずにいただきますが、精霊牛馬は乗り物ですので、食べてはいけません。
- 川・海に流す
- 燃やす
- 土に埋める
などの方法がありますが、どれも許可されにくい場合は、白い紙に清め塩と一緒にくるんで捨てるのがいいようです。
いかがでしょうか?
ご先祖様へのおもてなしは、いつもと少し違う雰囲気で心おだやかに過ごしたいものですね)^o^(